ジンプロミネラルで肉牛の健康と免疫を改善する
クリス・レインハート博士
ジンプロコーポレーション
優れた健康と強固な免疫が農場において最も重要な財産であり、達成可能な生産目標を決定するための重要な要因であることが分かっています。もし農場で健康上の問題が発生していた場合には利益と生産性が危険に晒されてしまいます。それは繁殖農場でも肥育農場でも同じことです。肉牛業界全体において健康にこそ価値を見出さなければいけません。
健康問題はストレス下においてより大きくなる
肉牛の健康を考えてみると、牛呼吸器病(BRD)のような免疫系の問題は業界全体で低減を目指して努力しているにも関わらず、今も変わらず大きな障害になっています。BRDのみでも、予防と治療、生産性の低下のためにアメリカでは年間に30億ドル以上の費用が掛けられています。
ストレスは免疫機能を低下させ、ウィルスや細菌といった病原菌が牛の体内で繁殖し易くなります。業界としてストレスを可能な限り低下させようとしていますが、ストレス避けられない場面があります。それは飼養管理の一環である離乳、輸送、ワクチン接種、去勢、除角です。これらは必要なことで避けることができず、少なからず健康における悪影響を及ぼしてしまいます。
疾病は単一かつ一時的なものではありません。疾病は段階的な健康上の問題であり、罹患した子牛を他の健康な子牛の成長に追いつくことができない状態にまで後退させてしまうことになります。月齢に限らず、免疫上の問題によって抗生物質が使用され、場合によっては死亡してしまうこともあります。牛が回復しても、出荷後の枝肉重量が低下や、健康な牛と同様の枝肉重量まで育てるために余計な時間とお金が必要になってしまいます。
こういったお金のかかる疾病から牛を守るために、ワクチンと抗生物質投与は効果的な手段です。ワクチンは牛の体内で免疫を高める反応が必要となります。ここで疑問になるのが、ワクチンを打った子牛に有効な反応があったかということです。抗生物質も牛を健康的な状態に戻すために有効な手段です。しかし回復していくためには子牛自身の免疫機能が十分に働く必要があります。これらの手段は二次的な手段として用いられるべきであり、牛が頑強な免疫機能を有している上で強力な免疫反応が起きている時に併せて使用することでより効果を発揮します。
ワクチンや抗生物質といった予防のための手段に対して、牛が有効な反応をしているかを確認するために何ができるでしょうか?また、肉牛の潜在的能力を発揮させるために、見合わないほどの時間、お金、余計な手段をかけない為にはどうすればよいでしょうか?
牛の免疫機能を高める
肉牛の生産サイクルにおけるそれぞれのステージや経緯において、疾病は免疫機能を攻撃する機会を狙っています。ジンプロミネラルを農場の疾病予防計画に組み込んで頂くことは、子牛の健康に負の影響を与える事象を予防する有効な手段です。免疫機能を高め、より強固な免疫反応を起こす能力を持つことで、牛は移行を乗り越え、ストレス下においても耐え抜いてその他の健康を害する事象に対して力強い反応をしていきます。
ジンプロミネラルの給与に併せて、ワクチンはより高い効果を発揮します。ワクチン抗体反応を90%改善することが報告されており、疾病に負けないための抗体が作られます。ジンプロミネラルの給与により免疫機能が高まり補強されることで、抗生物質使用も減らすことができます。治療頻度が20%減少したという報告もあります。
健康状態を良好に維持することで、疾病による生産性の低下を起こさせないようにします。ジンプロ社のアベイラ4を母牛/子牛に給与することで繁殖成績の改善、疾病の減少、離乳時体重の増加が期待できます。アベイラ4を出荷前と導入時の素牛に給与することで、疾病治療の減少と平均日増体量の増加に繋がります。アベイラ4を給与することで、より多くの潜在能力を牛から引き出してください。
ジンプロミネラルは子牛から出荷までの生涯全体を通して健康を支える解決策です。50年以上に及び微量ミネラル業界のリーダーとして研究を行い、専門技術を磨いています。弊社の肉牛学術チームは農場に寄り添い、個々の農場の健康問題を改善するためにそれぞれに合ったプランを確立します。
農場の疾病対策計画の効果を最大限に高める
農場において最良の投資計画は疾病予防のために前もって優先的に行わなければいけません。弊社と共に、免疫を優先的に考え、健康に関する損失を出さないようにしていきましょう。ジンプロ社の製品と技術情報が獣医師治療計画を支えていくかを知る上で、弊社営業担当者にご連絡ください。
関連記事
肥育農場において成績向上をもたらす20-20-10の改善とは何か?
ワクチン投与で肉牛の免疫反応を高める