野外試験と、査読済み論文試験とでは何が異なるのか?
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野外試験と、査読済み論文試験とでは何が異なるのか?

テリー・ワード博士

ジンプロコーポレーション

簡潔に言うと:

  • 野外試験は、多くの要因や想定を含む大局的な試験
  • 査読済み論文試験は、原因と結果が科学的にも理に叶った試験

野外試験は、文字通り野外で実施された試験のことを言います。畜産分野において野外とは、動物が日常的に飼養されている環境のことを指します。

  • 野外試験の利点:野外試験は、動物がどの様に動き、また人間や他の動物、物体とどの様に接するのかといった行動、及び一般的な物理的環境の影響を判断する際には効果的です。
  • 野外試験の欠点:動物は非常に多くの要因の影響を受けますので、変化の要因を1つに絞ることは難しいでしょう。栄養変化の影響を判断する際には特に、この欠点が強くなります。

査読済み論文試験は、精度管理や誤差及び不備のある結論の自己修正を行う科学的な方法です。通常、査読済み論文は関連分野の独立した第三者の科学者によって、方法や結果の審査が複数回行われます。

査読済み論文試験の多くが、研究大学においてや、科学論文の執筆過程の一部として実施されます。厳密な審査を通過した試験のみが“査読済み”と表記することが出来るのです。

 

何故、査読済み論文試験が微量ミネラルの有効性を証明するために最適なのか?

動物の健康や生産性といった多くの不確定要素による影響を受ける指標に対して、微量ミネラルといった単一の要因がどの様に影響を与えるかを判断する際には、査読済み論文試験が不可欠です。

微量ミネラルといった単一の要因による影響を判断するには、野外試験のみでは不十分でしょう。野外には非常に多くの不確定要素が存在するため、群の健康や生産性の向上に関して、1つの製品の効果のみを信頼することは出来ません。以下に例を記しています:

  1. A社は、自社の亜鉛製剤Xを一定量牛群に給与しました。
  2. その後、群全体の健康状態が改善しました。
  3. 結果として、「野外試験から、製剤Xを給与することで、動物の生産性が向上したのが分かりました。」と言いたくなるでしょう。

この発言は理論上正しいかもしれませんが、実際はどうでしょうか?この例では、製剤Xを給与した牛群の生産性が向上したと述べていますが、製剤Xが生産性を向上させる原因となったとは述べていません

何故なら、その製剤Xは、飼養環境の清潔さや健康状態の変化、牛の品種、季節変化、飼料の品質、水質と水の利用性、疾病への暴露、ストレスの増減、その他多くの要因と共に、動物の健康に影響を与える多くの不確定要素のうちの1つに過ぎないからです。それ故、この製剤Xによって差異が認められたと確証することは不可能でしょう。

マーケティング担当者は、「野外試験から、製剤Xを牛に給与すると生産性が向上したことが分かりました。」と言う代替文を用いて、読者に製剤Xが差異をもたらしたかのように推察させるでしょう。大抵の場合、試験設計に不備があるので、それらのデータは統計解析することは出来ません。

査読済み論文試験は、野外試験とは全く異なります。査読済み論文試験では、環境及び他の不確定要素は制御され、また適切な統計手法を用いることで因果関係を確実に特定することが可能です。

ジンプロ社は、微量ミネラルの有効性に関する査読済み論文試験を260本以上発表してきました(*2020年11月時点:273本)。他社では、ジンプロ社と同様の科学的な厳密性の水準を満たすことは難しいでしょう。

 

“科学的”主張を評価する方法

その主張が、科学的に裏付けされているかを判断するために、幾つか質問をしてみて下さい。

  • その試験は複数回反復試験を行って同様の結果が得られましたか?もし得られなければ、何故異なる結果になったのですか?
  • その結果は、要約だけの短い論文でなく、原著論文に掲載されたものですか?原著論文では、その試験が科学的に正当かどうかを判断するための詳細が記載されています。
  • その原著論文は、独立した研究者によって、結果の正当性について十分に精査されましたか?
  • その試験は、研究室と野外の両方で実施されましたか?

もし上記のいずれかの質問の答えが“いいえ”の場合、 “試験”がどれ程信頼性のあるものなのかを注意する必要があります。

ジンプロ社は、ジンプロ・ミネラルが他社の全ての有機微量ミネラル製品と比較して、有効性の面で優れていることを示す野外試験、査読済み試験結果の両方を提供しています。詳しくは弊社営業担当者までお問い合わせ下さい。