ジンプロ社が300本目の査読済み論文を発表
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ジンプロ社が300本目の査読済み論文を発表

マイク・サーハ博士

ジンプロコーポレーション

多くの微量ミネラル製造会社が、野外試験において品質と有効性を証明しようと取り組んでいる一方で、ジンプロ社は、適切な試験設計に基づく査読済み論文試験によって、ジンプロ・ミネラルの有効性を科学的に証明しています。

ジンプロ社は既に、他の微量ミネラル製造会社と比較して多くの微量ミネラルに関する査読済み論文を発表してきました。そして、2021年にジンプロ社は、300本目の微量ミネラルに関する査読済み論文を発表し、新たな節目を迎えました。これら300の試験は、畜産及びペット業界において、ジンプロ・ミネラルが無機微量ミネラルや他の有機微量ミネラルと比較して、より高い成績をもたらすことについての科学的な証明です。

微量ミネラルに関する300本目の査読済み論文は、鶏に関する試験で、Journal of Avian Diseasesに掲載されました。この試験では、伝染性気管支炎ウイルス(IBV)に感染した鶏に、アベイラ亜鉛またはアベイラ亜鉛とアベイラマンガンを併用して(アベイラZ/M)給与した際の効果を調べました。

この試験から、ジンプロ・ミネラルがIBVに感染した鶏において、生産性を維持し、回復させ、向上させるために効果的な栄養資材であることが証明されました。そして、無機ミネラル区とアベイラ亜鉛区を比較すると、以下のことが明らかになりました。

  • 感染からより早く回復し、感染4日後での呼吸器症状発生が有意に減少した。
  • IBVに抵抗性のある鶏の血清及び涙液において、感染14日後で高い抗体応答を示した。

また、IBVに抵抗性のある鶏にアベイラ亜鉛とアベイラZ/Mを給与することで、以下の傾向が認められました。

  • 感染6日後での呼吸器症状が減少した。
  • 感染14日後での気嚢炎発生が減少した。

この結果は、世界中の養鶏業者が、優れた栄養資材を用いることで疾病のリスクと影響を低減させるのに役立つでしょう。

 

査読済み試験とは?野外試験とは何が異なるのか?

査読済み論文試験とは、制御された環境下において、科学的に理にかなった試験で原因と結果を判断するものです。そして、原則として利害関係の無い第三者の専門家による複数回の審査を受けなくてはなりません。一方で野外試験は、多くの制御されていない要因や仮定を含む、大局的な判断に過ぎません。

試験が査読済み論文試験として認められるために必要な3つの大きな項目があります。

  1. 他者によって再現性の取れる試験設計でなくてはいけません。他者が同様の条件下で、同種の動物を用いて試験を実施した際にも、同様の結果を得ることが出来なくてはいけません。
  2. 適切かつ正確な統計解析を行わなくてはいけません。もし、値が統計的に正しく解析されていない場合、研究者は自身の研究に自信を持って結論を出すことは出来ません。
  3. ジンプロ社やジンプロ社製品に特別な関心も利権もない独立した第三者機関による審査を受けなくてはなりません。複数回の審査を受けた後、これらの第三者の審査員によって承認されなければ、論文を発表することは出来ません。

 

微量ミネラルに関する査読済み論文試験が、価値を判断する手掛かりとなる

ジンプロ社が発表した査読済み論文は、家畜、家禽、養殖生産者に対して、科学に裏付けられた結果を元に、ジンプロ・ミネラルが動物の生産性を向上させるために最適であると理解して頂けるでしょう。また、ペットにジンプロ・ミネラルを配合したペットフードを与えることで、ペットが長く、健康で、快適に生活出来るのに貢献でき、それにより、ペットオーナーの皆様に安心をお届けすることが出来るでしょう。

更に、ジンプロ社の査読済み論文は、ジンプロ・ミネラルの経済的な価値を判断する手掛かりになるでしょう。例えば、10億トンの飼料を1年間に製造しているとします。そして、査読済み論文中ではジンプロ・ミネラルによって飼料効率が2〜4%改善されることが証明されています。上記を踏まえると、最大で2000万トンの飼料を年間で節約することに繋がります。

更に、飼料製造量が減少することで、二酸化炭素排出量が減少し、これにより、より持続可能な畜産業に貢献出来ます。

ジンプロの査読済み論文に関して、またジンプロ・ミネラルを飼料プログラムに組み込むことに関するご質問、ご相談は弊社営業担当者までお問い合わせ下さい。