卵殻の透明度が卵殻品質を左右する
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卵殻の透明度が卵殻品質を左右する

ペドロ・トマシ

ブロイラー種鶏を育て管理する場合も、鶏卵を生産する場合も、卵殻品質は農場において最優先項目の1つです。採卵鶏農場では、卵殻品質は卵がサプライチェーンを通して傷つかない様にするために重要です。また、種鶏農場では胚生存率を高めるために、強固かつ孵化可能な卵を生産するために重要です。どちらの農場においても、ヒビ卵及び破卵は、収益性に負の影響を及ぼします。

卵殻品質を測る1つの指標が透明度です。卵殻の透明度は卵が正常に形成されていない場合、破卵や孵化率の低下を引き起こす可能性を測定する1つの指標です。正しい分析ツールを用いることで、透明度の高い卵殻は部分的に透かしてみることが出来ます。この結果は、卵殻膜及びコラーゲン基質、卵殻自体が正しく形成されるのに必要なミネラルが、十分量蓄積していないことを意味します。

卵殻品質は定期的に測定する必要があります。卵は毎日形成され、生産されますので、卵殻品質はその都度変化します。ある日優れた卵殻品質であったとしても、暑い日があれば、次の日の卵殻品質に負の影響を与えることになります。また、ある日突然、新たな鶏が鶏舎に導入されることによるストレスも影響を与えるかもしれません。疾病や感染症は卵殻の透明度を変化させてしまうため、農場の衛生環境とバイオセキュリティーは重要な役割を担います。

この記事では、卵殻の透明度を上昇させてしまう要因及び、卵殻品質を向上させる解決策をご紹介します。

 

卵殻の透明度の上昇を抑えるために、ストレスを減らす

暑熱ストレスは、卵殻の透明度を上昇させます。鶏が喘ぎ出すと、その鶏は、呼吸によって二酸化炭素を失い、それにより血液のpHがよりアルカリ性に近づき、血中のカルシウム濃度が低下します。その結果、骨の問題を引き起こしてしまいます。卵殻形成には高濃度のカルシウムが必要ですので、カルシウム濃度が低下することで、卵殻の透明度の高い卵が形成されてしまいます。

種鶏場で、疾病が蔓延すると、種鶏は重要な栄養素を産卵に使うのではなく、感染を防御するための免疫システムに使ってしまいます。その結果、卵殻膜やコラーゲン基質、卵殻自体を形成するために利用可能な亜鉛やマンガン、銅などの栄養素量が減少し、その結果透明度の高い卵が形成されてしまいます。

農場のバイオセキュリティーを向上させ、暑熱ストレスを軽減するための効果的な熱放散システムを導入し、適切なワクチネーションプログラムを実施すること全てが、卵殻の透明度の上昇を抑えるために重要です。更に、ジンプロ・ミネラルを用いることで、栄養状態を向上させることが出来ます。

 

微量ミネラルは卵殻形成に必要

亜鉛やマンガン、銅、セレンなどの微量ミネラルは、質の高い卵殻形成において、重要な役割を担っています。

例えば、銅は外卵殻膜及び内卵殻膜の形成に、マンガンはコラーゲン基質が適切に形成されるために必要です。また、亜鉛は、卵殻に沈着する前の炭酸カルシウムを形成する酵素の働きに必要です。更に、セレンは抗酸化物質として働き、酸化ストレスを軽減させることで、卵殻形成に必要な栄養素が奪われることを防ぐことが出来ます。

ジンプロ・ミネラル由来の微量ミネラルは、特殊な吸収経路を介して腸上皮細胞内に移行するため、吸収率が高いです。従って、もし鶏が暑熱ストレスや感染症に晒された場合でも、強固な反応を獲得することができ、卵生産を続けられる十分量のミネラルを確保することが出来るでしょう。

そして、ジンプロはミネラルを販売するだけではありません。私たちは、レイヤー鶏や種鶏の生産性を最大限に向上させる支援をし、栄養プログラムや施設環境等を改善させるための製品やサービス、専門知識を総合的に提供しています。

卵殻品質の向上及び農場の収益性を向上させることに関するご質問、ご相談は弊社営業担当者までお問い合わせ下さい。

 

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