母豚の長命性を最大限に高める:生産性と収益性を高めるための重要な知見
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母豚の長命性を最大限に高める:生産性と収益性を高めるための重要な知見

トン・クレイマー博士

ジンプロコーポレーション

養豚の生産現場において、母豚の長命性は、生涯の生産成績や農場全体の収益性に大きく影響を与える重要な要因です。母豚や候補豚の長命性を最大限に高めることで、健康で生産性の高い母豚が増え、その結果、経営の成功に繋がります。母豚の更新率、生涯離乳頭数、粗利益のような重要業績評価指標(KPIs)は、長命性の高い母豚を育てる上で必要な指標です。

 

母豚の生涯成績を左右する4つの重要な指標1

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母豚の長命性を高める上での課題

母豚の長命性を最大限に高めることは容易ではありません。母豚を淘汰する場合、母豚の生涯成績は著しく低下します。一般的に母豚は3産以降から収益を生み出せるとされています。母豚がより長く在群できれば、生産コストが抑えられ、投資利益も上昇します。喫緊の課題は母豚の半数以上が2産前に淘汰されているということです2。生産現場では栄養や飼料管理だけでなく、跛行を引き起こす蹄病変等の問題、飼育環境や豚舎構造、育種、候補豚選抜と育成、飼養管理方法など様々な問題にしばしば直面します。
これらの問題は、母豚が3産目を離乳し、生涯の生産性を最大化するための効果的な解決策の必要性を強調します。

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ジンプロの裏付けのある成績改善

ジンプロは、これらの問題を解決しつつ、母豚の長命性や生産性の向上が期待できる栄養による解決策を提供します。母豚の飼料中にジンプロ・ミネラルを添加することで、健康状態や強健性が向上し、遺伝能力を最大限に発揮できる健康な豚を生産できるようになります。

10年間にわたる9つの試験を用いたメタ解析で、飼料組成、育種、飼養環境が異なる中でも正常産子数の増加が確認できました。妊娠期、授乳期飼料にアベイラサウを添加することで対照区と比較して、1腹当たり正常産子数が0.32頭増加しました。

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ジンプロは母豚と候補豚の健康を最大限に高めることで、農場の目標達成に貢献します。ジンプロの栄養による解決策を実施することで、KPIsを改善し、農場の収益性を高め、母豚の健康と生産性を高めることができます。

より詳しい情報をお求めの方は、ジンプロからの電子書籍をご覧ください。お手数をおかけいたしますが、ご覧いただくためにはご登録が必要です。母豚、候補豚の長命性を高め、生涯生産指標を改善するためにジンプロがどのように貢献できるかが書かれています。

 

1 Koketsu, Y., Iida, R. Farm data analysis for lifetime performance components of sows and their predictors in breeding herds. Porc Health Manag 6, 24 (2020). https://doi.org/10.1186/s40813-020-00163-1.

2  Meta Farms(2019年)より改変

 

執筆者:

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トン・クレーマー博士

トン・クレイマーは、ブラジルのパラナ連邦大学で豚の運動と健康を専門とする動物科学の修士号と博士号を取得しています。ジェトゥリオ・バルガス財団で経営管理とプロジェクトマネジメントのMBAを取得し、プロパガンダ・マーケティング高等学校でマーケティングの大学院学位を取得しています。また、ブラジル豚獣医専門家協会でも指導的役割を担ってきました。現在は、ジンプロの南米事業マネージャーを務めています。