妊娠牛への微量ミネラル給与のメリット

妊娠牛への微量ミネラル給与のメリット

ジェイソン・ラッセル博士

肉牛栄養学者

ジンプロコーポレーション

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妊娠期の繁殖牛にアベイラ4を混合した微量ミネラルプログラムを給与した結果、生まれてきた子牛の離乳時体重が著しく増加し、さらに素牛として肥育農場に移動した後にも、牛呼吸器病(BRD)の発生割合が低下したことが、アメリカ・オレゴン州立大学の研究から明らかになりました。

 

微量ミネラルと妊娠牛の研究の概要

ジンプロ社とオレゴン州立大学は共同で、交雑種(アンガス種×ヘレフォード種)84頭を対象に、妊娠期最後の3ヶ月間(94日間)におけるジンプロ・ミネラル給与試験を行いました。供試牛の体重とボディコンディションの測定を行い、21のドライロット(パドック様の乾燥した土の上で舎外飼養)牛群に等しく分けました。全ての牛に、エネルギー、タンパク質、マクロミネラル、セレン、ヨウ素、ビタミンのそれぞれの要求量を満たすように設計した粗飼料ベースの飼料を給与しました。

それぞれの牛群では、以下3種類の微量ミネラル処置を適用しています:

  • 対照区: 亜鉛、マンガン、銅、コバルトを飼料に添加しない
  • 無機区: 硫酸塩化合物由来の亜鉛、マンガン、銅、コバルトを飼料に添加
  • アベイラ4区: 7gのアベイラ4由来の亜鉛、マンガン、銅、コバルトを飼料に添加(日本では10gのアベイラ4に相当)

注意:無機区とアベイラ4区では、等量の微量ミネラルを添加しました(亜鉛360mg、マンガン200mg、銅125mg、コバルト12.5mg);この2区の違いは、微量ミネラルの供給源のみです。

 

アベイラ4の給与による、牛呼吸器病(BRD)の発生割合の変化

本試験では、離乳時体重(アメリカではおよそ7ヶ月齢で母子分離するため、この時点を“離乳”とします)と、出荷時の温枝肉重量を含めた、その後の全ての計測重量で、アベイラ4区で改善が認められました。

  • アベイラ4区の子牛は、対照区の子牛に比べて24kg、無機区の子牛に比べて13kg、離乳時体重が重かった。
  • アベイラ4区の子牛は、離乳時体重が重たい状態を出荷時まで維持し、対照区の子牛に比べて19kg、無機区の子牛に比べて10kg、温枝肉重量が重かった。

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さらに、アベイラ4区の子牛は、素牛として肥育農場に移動後に、牛呼吸器病(BRD)の治療割合が優位に低かったという結果が得られました。

  • アベイラ4区で生まれた牛のBRD治療割合は20%、対照区は42%、無機区は59%でした。対照区と無機区では、有意差はありませんでした。
  • BRDの発生が少なかったということは、治療費用が低下しただけでなく、労働力の低減と、何よりも牛のストレスが最低限に抑えられたということを示しています。

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本試験は、ジンプロ社の提唱するジェネレーショナル・ニュートリション・プログラムの一環として実施されました。これは、妊娠期の母牛へのジンプロ・ミネラルの給与が、生まれてくる子牛の健康状態や生産性にどのように寄与するのかを検討するプログラムです。アベイラ4は、様々な研究に裏打ちされた、繁殖農場において目に見える生産性の向上と、費用対効果をお届けする特別な亜鉛、マンガン、銅、コバルトの複合製剤です。

ジェネレーショナル・ニュートリション・プログラムの一環として、様々な研究で証明された、繁殖牛へのアベイラ4給与のメリットについてのご質問、ご相談は弊社営業担当者にお問い合わせ下さい。

 

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