鶏のライフタイムパフォーマンスを強化するジンプロ・ミネラル

鶏のライフタイムパフォーマンスを強化するジンプロ・ミネラル

レオナルド・リナレス博士

家禽栄養学者

ジンプロコーポレーション

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鶏の栄養や飼料給与プログラムにジンプロ・ミネラルを活用することは、鶏の生産性最大化に非常に有益です。皆さまが栄養や飼料プログラムを検討される際、微量ミネラルの添加量も重要ですが、どの微量ミネラルを使用するかも同様に重要です。鶏の能力を最大限に引き出すためには、孵化、発育、産卵や繁殖の各ライフステージにおいて、最適な微量ミネラルを給与する必要があります。

ライフタイムパフォーマンスは、雛が確実な免疫反応と頑強な骨格を持てるように、胚の成長ステージから始まります。これが最終的には、発育、産卵や繁殖のための良好な栄養利用に繋がります。

 

頑強な骨の形成と雛質の向上に貢献するジンプロ・ミネラル

ブロイラー種鶏の飼料にジンプロ・ミネラルを添加することは、卵殻品質、雛質や孵化率などの重要な生産性指標の向上に役立ちます。すなわち、より多くの雛、より健康な雛、より優れた卵殻品質、より少ないひび割れ卵、より健全な趾部裏など、種鶏の生産性向上において重要な役割を果たします。

微量ミネラルは雛質に深く関わります。その中でも特に胚の成長ステージにおける骨の成長に深く関与します。骨沈着は、胚の成長ステージの中でも早期に始まり、孵化後の雛の発育と健康に非常に重要です。亜鉛、マンガン及び銅が、カルシウム代謝と骨形成に重要な役割を果たします。胎児が頑強な骨を作ることができなければ、胎児は殻を割って孵化することができません。胚の発達は、孵化後の雛の生存、発育、摂食飲水行動や筋肉形成に非常に重要です。ブロイラー種鶏へのジンプロ・ミネラルの給与は、胚・胎児の骨の厚さを向上させます。ある研究において、ジンプロ・ミネラルを給与した種鶏由来の雛は、脛骨及び大腿骨の幅が3%程度広くなることが証明されています。

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さらに、アベイラZMC由来の亜鉛、マンガン及び銅をブロイラー種鶏飼料に添加することにより、無機ミネラル添加と比較して、孵化時の雛の体長が大きくなっていることも示されています。雛の体長は、卵黄が残っていない(=胚・胎児の成長に多く使われた)雛の体重に正の相関があり、逆に遺残卵黄の重量に負の相関があります。体長が大きい雛は、よく発育している状態にあると言えますし、より健全性の高い腸管やより高度な免疫システムを持っています。

アベイラZMCを給与したブロイラー種鶏由来の胎児は、孵卵18日目において、脛骨や大腿骨の石灰化がより進み、より厚くなっていました。骨の石灰化は、現代の遺伝形質のブロイラーにとって非常に重要です。現代のブロイラーの成長は非常に速く、その筋肉の発達に対応するためにより頑強な骨格が必要となります。

ある研究において、アベイラ亜鉛及びアベイラマンガンの給与が、品質等級AAの雛数を10%多くすることが示されました。品質等級AAの雛は、増体重及び飼料要求率がより優れたブロイラー鶏に成長すると考えられます。

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産卵開始直後の若齢のブロイラー種鶏にジンプロ・ミネラルを給与することは、特に重要です。若齢種鶏の産む卵は、小さく、そして卵殻が厚くなっています。したがって、胎児は、卵殻を割り孵化できるように、より質の高い栄養を必要とします。

 

肝臓への大腸菌感染低減に貢献するジンプロ・ミネラル

微量ミネラルは、ストレスを受けたり、疾病に罹患した際に、動物がしっかりとした免疫反応を発揮する上で重要な役割を果たします。鶏において、腸管は2つの主要な機能を果たしています。それは、消化機能(必要なものを摂り入れる機能)とバリア機能(不要なものから体を守る機能)です。動物の腸管が不健全であれば、病原性細菌や毒素が粘膜上皮細胞間から侵入し、免疫反応を誘発します。

発育ステージにある動物へのジンプロ・ミネラル給与は、腸管の健全性を向上させます。これにより、病原性細菌の血流および肝臓への感染の低減に貢献します。ある研究において、アベイラ亜鉛とアベイラマンガンの給与が、肝臓への大腸菌感染を83%低減することが示されています。

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胚は、細菌汚染リスクに曝されています。ジンプロ・ミネラルは、より強固な卵殻膜、卵殻の生成に関与し、結果として、胚への病原性細菌感染の低減に貢献します。

 

ブロイラー鶏の生産性を向上させるジンプロ・ミネラル

鶏の皮膚の健全性を維持することは、擦過傷、感染症及び屠体廃棄を防ぐために重要です。皮膚の健全性を向上させるために、栄養学者や生産者は、アベイラ亜鉛由来の亜鉛を飼料中に添加することがあります。これにより、皮膚の強度が増し、皮膚のバリア機能が向上します。さらに、皮膚の全体的な免疫機能も高まります。

アベイラ亜鉛由来の亜鉛は、免疫機能を高めること。また、単独あるいはビタミンEとの併用により、蜂窩織炎(Cellulitis)の発生を低減させることが示されています。オーバーン大学で実施されたブロイラーでの試験において、皮膚病変(痛み及び発赤を伴う病変、かさぶた、擦過傷)の発生率が、ジンプロ・ミネラル給与により、42.7%から9.6%に低下することが示されました。この試験からも、アベイラ亜鉛のようなジンプロ・ミネラルが、いかに鶏の皮膚の健全性を向上させ、皮膚病変による屠体廃棄の低減に貢献しているかをご理解頂けると思います。

ジンプロ・ミネラル給与は、腸管の弾性や強度の向上にも貢献します。結果として、処理場における腸管の断裂等の損傷を防ぎ、腸内容物漏出による屠体及び処理施設・器具の汚染を低減することができます。これらは食品の安全性の観点から重要であり、人体に悪影響を及ぼす可能性のある細菌を確実に腸管腔内に閉じ込めておく必要があります。幾つかの試験結果から、ジンプロ・ミネラルは、腸管の弾性及び強度を少なくとも27〜30%高めることが示されています。

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ブロイラー鶏は、しっかりとした免疫能を持つことにより、栄養をより効果的に成長に配分することができます。ある試験結果から、ジンプロ・ミネラル給与により、飼料要求率が3ポイント、胸肉産肉量が0.34%改善することが示されています。

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ブロイラー種鶏の繁殖成績の改善に貢献するジンプロ・ミネラル

ブロイラー種鶏へのジンプロ・ミネラル給与により、ひび割れ卵の個数が減少します。これにより孵化羽数が増加します。また、ブロイラー種鶏から、卵、すなわち胚・胎児へより多くのジンプロ・ミネラルが移行することにより、孵卵21日間における胚あるいは胎児の死滅が減少し、受精卵の孵化率が向上します。

ある試験において、アベイラZMC給与により、無機微量ミネラル(硫酸塩)給与区と比べて、24〜68週齢におけるヘンハウス孵化羽数が増加することが示されています。

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ブロイラー種鶏に給与したジンプロ・ミネラルが、胚・胎児に移行することにより、コマーシャルブロイラーの出荷時体重が平均で66g増加します。また、飼料要求率が3ポイントの改善、すなわち体重1kg当たり30gの飼料削減をもたらします。さらに、ブロイラー種鶏にアベイラZMCとアベイラ鉄を併用して給与することにより、コマーシャルブロイラーの生産性、産肉性は以下のように向上します。

  • 出荷時体重が66g増加
  • 温屠体重量が58g増加
  • 胸肉が13g増加
  • 胸肉フィレが5g増加

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ブロイラー鶏の一生を通してのジンプロ・ミネラル給与

ジンプロ・ミネラルの活用は、孵卵、孵化、成長、繁殖等、ブロイラー鶏のどの生産ステージにおいても有益です。アベイラZMC、アベイラ亜鉛、アベイラ鉄等、ジンプロ・ミネラルをブロイラー鶏の飼料に添加頂くことにより、皆さんに優れた投資利益を提供します。

ジンプロ・ミネラルによるブロイラー鶏の各生産ステージにおける効果に関するご質問、ご相談は弊社営業担当者までお問い合わせ下さい。また、ライフタイムパフォーマンスの詳細につきましては、弊社ホームページをご覧下さい。

 

     

 

 

 

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