ジンプロ・ミネラルを用いた、離乳子豚における腸管感染症管理

ジンプロ・ミネラルを用いた、離乳子豚における腸管感染症管理

ザック・ランボー博士

研究開発・栄養学テクニカルサービス部門 豚チームリーダー

ジンプロコーポレーション

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腸管感染症は、豚の腸管で、豚舎に常在している特有の原因菌によって引き起こされることが多い疾病とされています。腸管感染症の発症は、離乳子豚が細菌環境の異なる複数の豚舎から導入されることで多く見られます。

離乳子豚は、大腸菌やローソニア、赤痢菌、サルモネラなどによる、腸管感染症を起こしやすいとされています。腸管感染症の多くが不顕性感染ですが、子豚が離乳などのストレス要因に晒されると、より重症化することがあります。

離乳後最初の72時間で、離乳子豚は移動や群飼への以降、液体飼料から固形飼料への変更などによるストレスを受け、それにより採食量の減少が起こるでしょう。これら全ての要因が、腸管に余計な負荷をかけ、病原性細菌が定着、増殖してしまう環境を作り、感染を引き起こしてしまいます。

 

腸管感染症は豚の腸管の健康に悪影響を及ぼす

病原性細菌は、様々な方法で腸管に影響を与え、各細菌が特有の方法で感染します。大腸菌感染の場合、腸管のタイトジャンクションを攻撃し、腸管粘液におけるバリア機能の損傷を引き起こします。この結果、細菌が腸管内から循環系へ侵入し感染する、リーキーガットと呼ばれる現象が引き起こされます。

ローソニアによる感染の場合、腸管絨毛を覆っている腸管粘膜上皮細胞の過形成と、急速な細胞数の増殖が引き起こされます。この結果、腸粘膜壁が肥厚し、栄養の吸収不良が起こり、下痢や免疫状態の低下が引き起こされます。

主な臨床症状は下痢です。重度または急性の場合には斃死率が上昇することもあります。不顕性感染の場合、症状を呈しませんが、それでも豚の成長は鈍化するでしょう。以下の試験*より、不顕性ローソニア感染症の場合、平均日増体量が59%減少し、その結果一頭あたり$3~$11の損失が出ることが分かっています。

*Paradis et al., 2012 J Swine Health Prod 20:137-141

 

衛生管理とジンプロ・ミネラルで腸内感染症を減少させる

ジンプロ・ミネラルを用いて栄養素を強化することで、腸内細菌が豚の腸管へ与える影響を抑えることが出来ます。豚が栄養不足であると、病原体が消化管を攻撃し易い環境を作ることになり、リーキーガットを引き起こしてしまいます。

アベイラ亜鉛由来の亜鉛を給与することで、離乳子豚が強固な免疫反応を獲得し、感染からより迅速に回復することに役立ちます。また、ジンプロ・ミネラルは、感染時の採食量を維持するのにも役立ち、豚がより多くの栄養素を免疫機能や成長に利用することが出来るようになります。十分な採食量を確保することで、平均日増体量を維持し、最終体重により効率的に、より早く達することが出来ます。

栄養素を強化することは、腸管感染症の負の影響を軽減することに役立ちますが、飼養環境中または離乳子豚の腸内の細菌を除去することは出来ません。豚舎内の適切な衛生管理に注力することが、群内の腸管感染症を最小限に抑えるために重要です。

空舎時の洗浄と消毒を徹底的に行い、その後十分に乾燥させてください。全ての糞便と有機物をスラット床から確実に除去して下さい。給餌器も細菌の媒体となることがありますので、同様に空舎時に適切に洗浄して下さい。

離乳子豚においてジンプロ・ミネラルを用いた、腸管感染症の影響を軽減させる方法や、免疫機能を向上させる方法に関するご質問、ご相談は弊社営業担当者までお問合せ下さい。

 

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